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伊勢志摩サミット等開催に伴う警備協力について(要請)

 標記につきまして、警察庁警備局長より全日本トラック協会を通じ下記のとおり通知が発出されましたので、お知らせいたします。

                           記

 これまでも国民生活の「安全・安心」を確保する観点から、最重要課題の一つとしてテロ対策の強化・徹底に取り組んでいるところであり、伊勢志摩サミット等の開催に伴っては、テロ対策の強化期間を定めるなど、一層の対策が図られております。
 昨年11月のフランス・パリにおける同時多発テロ事件や3月22日のベルギー・ブリュッセルにおける連続テロ事件では、公共交通機関やスタジアム、劇場等がテロの標的となって多数の犠牲者等が発生したところであり、いわゆる「ソフトターゲット」への対策の重要性が改めて認識されており、サイバー攻撃やドローン等小型無人機を使用したテロ等、国際テロの脅威が現実のものとなっているため、警察でも、伊勢志摩サミット等参加国首脳などの身辺の絶対安全と諸事情の円滑な遂行を確保し、我が国におけるテロ等の未然防止を図るため、全国警察の総力を挙げて各種対策が推進されております。
 つきましては、各事業所におかれましても、以下の事項について適切な措置を講じていただきますようお願い申し上げます。

○ 全期間・団体共通要請事項

 1 「警備員による巡回の強化」・「防犯カメラの設置、増設」・「従業員・出入業者の識別票等の着用」等の施設状況等に応じた自主警備体制の強化
 2 連絡体制の確立
 3 首脳会議・関係閣僚会合(以下「サミット等」という。)関連応報及び不審者等情報の警察への通報連絡の徹底
 4 サミット等開催場所周辺における大規模行事、工事、業務用車両利用及びドローン型小型無人機の使用の自粛
 5 業務用車両、身分証明書、制服等の管理及び盗難・紛失時の警察への連絡の徹底
 6 サミット等開催地における交通総量抑制に関する協力
 7 サイバーセキュリティ対策の強化

○ 個別要請事項

 1 宅配貨物受付時のチェック体制の強化
 2 不審貨物発見時の警察への通報連絡の徹底
 3 自動車検問など警戒警備活動に対する協力

伊勢志摩サミット等開催に伴う警備協力について(全ト協)