令和６年７月末日現在の労働災害発生状況（速報値）につきましては、死亡災害について昨年同期を下回っているものの、休業４日以上の死傷災害は昨年同期を大きく上回っており、増加傾向に歯止めがかかっていない状況です。

そのような中、令和６年８月８日に発生した宮崎県日向灘を震源とする地震を受け、気象庁より「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」が発表され、同15日に特別な注意の呼びかけは終了しましたが、南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、引き続き「日頃からの地震への備え」の実施について触れられております。

また、最近では集中的な豪雨が相次いでおり、来週は台風 10 号が静岡県に接近する可能性があるとのことで、さらなる豪雨や強風による災害が懸念されるところです。地震発生や台風通過の際には、設備等の倒壊や荷などの崩壊による労働災害の発生、クレーンや足場の倒壊による事故発生が想定されるところです。さらには、これら災害・事故後の復旧・片付け時について、近年静岡県内では重大な災害も発生しておりますので、災害対策の徹底をしていただきますよう要請します。

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