降積雪期における輸送の安全確保の徹底について
今般、国土交通省自動車局長より「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について」通達が発出されました。
輸送の安全確保につきましては、機会あるごとに注意喚起を行い、各事業所におかれましてもご尽力いただいていることと存じますが、依然として毎年雪による自動車事故等が発生しております。
これから本格的な降積雪期を迎える中、輸送の安全確保等に遺漏のないよう、以下の事項について周知徹底を行い、事故の防止に努められますようお願いいたします。
また、全日本トラック協会ホームページに「雪道対策について」のコーナーも設けられ、雪道対策や道路情報のリンクが掲載されておりますので、これらの情報も併せてご活用ください。
○ 気象情報や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。
① 積雪・凍結等の気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。なお、スタッドレスタイヤへ交換する際は、ホイール・ボルトの誤組防止、締付トルクの管理を確実に行うこと。
② 点呼時等において、運行経路の道路情報、道路規制情報、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
③ 積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。
④ 気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行計画の変更等の適切な措置を講ずること。
⑤ 乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。