❆【2/6再掲】降積雪期における輸送の安全確保の徹底について
気象庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南岸を東へ進む見込みです。
これにより、関東甲信地方の山沿いや山地を中心に、2月5日昼過ぎから6日午前中にかけて大雪となり、東京23区を含めた平地でも大雪となる所がある見込みです。
予想より気温が低くなる場合には東京23区を含めた平野でも最大級の大雪となる可能性があります。
つきましては、「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について」をご確認いただき、改めて取り組んでいただき、降積雪期における輸送の安全確保に万全を期していただきますようお願いします。
降雪時における対応について、既に「大雪時の行動変容、冬用タイヤの装着及びチェーンの携行・装備」について(再要請)(令和5年12月4日付)において、周知しているところではありますが、近年、大雪等異常気象による影響において、全国各所で渋滞の発生や国道の通行止めといった事象が発生しています。
このことから、各運送事業者におかれましては、大雪時の運送に係る安全確保をより一層盤石なものとするため、以下につきましてあらためて事業者内で周知・指導いただきますようお願いいたします。
【降積雪期における輸送の安全確保の徹底事項】
(1)気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。
①災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認すること。
②気象予報や路面の状況、降雪状況等を勘案しつつ、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着を徹底すること。
③冬用タイヤの溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度を超えていないことを日常点検時に確認すること。
④点呼時等において、運行経路の道路情報や、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
⑤積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。
⑥気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行の中止等の指示を行うとともに、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供すること。
⑦乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。
(2)大型車の車両脱輪事故を防止するため、ワッシャ付きホイール・ナットの点検、清掃や各部位への潤滑剤の塗布、締付トルクの管理、タイヤ脱着作業後の増し締め等を確実に行うこと。
また、福井県トラック協会より、「冬期間における道路交通の安全確保に関するお願い」がありましたので、あわせてご確認ください。
全日本トラック協会では、HP上に雪道対策や道路情報に関する「雪道対策について」のコーナーを開設しておりますので、これらの情報もご活用ください。
♦全ト協ホームページ>会員の皆様へ>安全対策>雪道対策特設ページについて