❆【1/22再掲】降積雪期における輸送の安全確保の徹底について
気象庁によると、日本海で低気圧が発達し 24 日にかけて北日本に接近し、
23 日から 25 日頃にかけてこの冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる見込みです。
これにより、東日本から西日本の日本海側を中心に、23 日から 25 日頃にかけて平地・山地共に警報級の大雪となり、特に 23 日夜から 24 日にかけて日本海中部で雪雲が発達する見込みです。北陸地方や近畿北部、山陰など、これらの雪雲が流れ込む地域では降雪が強まるおそれがあり、普段雪の少ない東日本から西日本の太平洋側の平地でも積雪となるおそれがあります。
低気圧が接近する北日本を中心に、24 日にかけて非常に強い風が吹いて暴風雪や暴風となり、海は大しけとなるおそれがあります。北陸地方でも、冬型の気圧配置が強まる 23 日から 25 日頃にかけて雪を伴った強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。
つきましては、「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について」をご確認いただき、改めて取り組んでいただき、降積雪期における輸送の安全確保に万全を期していただきますようお願いします。
1.大雪に関する緊急発表 ~急を要しない外出はお控えください~
降雪時における対応について、既に「大雪時の行動変容、冬用タイヤの装着及びチェーンの携行・装備」について(再要請)(令和5年12月4日付)において、周知しているところではありますが、近年、大雪等異常気象による影響において、全国各所で渋滞の発生や国道の通行止めといった事象が発生しています。
このことから、各運送事業者におかれましては、大雪時の運送に係る安全確保をより一層盤石なものとするため、以下につきましてあらためて事業者内で周知・指導いただきますようお願いいたします。
【降積雪期における輸送の安全確保の徹底事項】
(1)気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。
①災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認すること。
②気象予報や路面の状況、降雪状況等を勘案しつつ、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着を徹底すること。
③冬用タイヤの溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度を超えていないことを日常点検時に確認すること。
④点呼時等において、運行経路の道路情報や、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
⑤積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。
⑥気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行の中止等の指示を行うとともに、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供すること。
⑦乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。
(2)大型車の車両脱輪事故を防止するため、ワッシャ付きホイール・ナットの点検、清掃や各部位への潤滑剤の塗布、締付トルクの管理、タイヤ脱着作業後の増し締め等を確実に行うこと。