後退時等の安全確保の徹底について
本年10月3日、徳島県徳島市内の道路において、視覚に障害のある男性と盲導犬が、後退警報装置のスイッチをオフにしたまま後退してきたトラックにひかれて死亡する事故が発生しました。
事業用自動車の運行においては、車高、視野、死角、内輪差及び制動距離等その構造上の特性を踏まえた上で、安全確保を徹底することが求められており、今回のような事故を防止するため、下記の点を含めて、後退時等の安全確保を徹底していただきますようお願いいたします。
記
1. 運転者は、交通法規を遵守するとともに、進路変更、転回、後退等しようとするときは、あらかじめバックミラー
等により周囲の安全を十分に確かめること。
2. 後退時等に周囲に発音することにより歩行者等に対して注意喚起を行う装置(後退警報装置、左折警報装置など)
を備える車両では、やむを得ない場合を除き、当該装置を停止しないこと。
3. 運送事業者は、運転者に対して車両の構造上の特性について理解させるとともに、危険の予測及び回避に必要な技
能を習得させる等適正な指導及び監督を実施すること。